■日本史上最強馬のディープインパクトが挑んだフランスの凱旋門賞。結果、ディープインパクトは残念ながら3着に敗れてしまいました。ディープより前の2頭はライバルと思われていたシロッコでもハリケーンランでも、それに次ぐ実力のシックスティーズアイコンでもありませんでした。馬券的にはかなり荒れてたのではないでしょうかね。
勝った馬レイルリンクと2着馬プライドは、俺が事前の予想では歯が立たないと思った3歳馬と牝馬。ペースメーカーが無く小頭数なのでスローな展開は予想でき、勝ちタイムは2分31秒台。レース序盤のディープインパクトは予想外にシロッコやハリケーンランの前の位置取り。武騎手が手綱を引いてたので少し嫌な予感はしましたが、今まで見せてきた強さはそんなもの関係なかったので心配はしませんでした。レースリプレイを見るとレイルリンクはディープの真後ろでぴったりマークしていて、プライドは直線最後方からの追い込みだった。道中ハリケーンランを上手く内に閉じ込めたように見えたのでここで『良し!』と思ってしまった(ハリケーンランはいつも内から来るけどこのスピードなら逃げ切れると)。しかし、今までなら直線に入って周りと次元の違うスピードで抜け出る所、別の馬に並ばれて競りかけられてしまった。
ハリケーンランやシロッコに負けるならともかく、どうも負けた理由が良くわからない。ハリケーンランは4着で、シロッコは5着にも入らなかった事を考えるとやっぱり斤量に展開かな。いや、それでもこの3頭は抜けた実力だとおもったけどなぁ。その2頭の関係者がこの敗戦をどう見たかを知りたい。シックスティーズアイコンの失速は前走が英セントレジャーなんで、これだけは予想通りだった。
この馬でも勝てないのか、と。
この馬で勝てないならどの馬で勝つんだろう、と思った。
このレースでハリケーンランとシロッコを負かす格好でディープインパクトが優勝、そしてインターナショナルクラシフィケーション日本過去最高値を、、、と期待したけど残念。この分じゃエルコンドルパサーの134を超えるのは厳しいな。いや〜本当に残念だ。この敗戦はかなりの衝撃だな。
■NHKの中継は駄目だな。ディープインパクトの事しか放送で言っていない。合田さんは解説者として放送席に座って欲しかった。
----一部訂正しました
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勝った馬レイルリンクと2着馬プライドは、俺が事前の予想では歯が立たないと思った3歳馬と牝馬。ペースメーカーが無く小頭数なのでスローな展開は予想でき、勝ちタイムは2分31秒台。レース序盤のディープインパクトは予想外にシロッコやハリケーンランの前の位置取り。武騎手が手綱を引いてたので少し嫌な予感はしましたが、今まで見せてきた強さはそんなもの関係なかったので心配はしませんでした。レースリプレイを見るとレイルリンクはディープの真後ろでぴったりマークしていて、プライドは直線最後方からの追い込みだった。道中ハリケーンランを上手く内に閉じ込めたように見えたのでここで『良し!』と思ってしまった(ハリケーンランはいつも内から来るけどこのスピードなら逃げ切れると)。しかし、今までなら直線に入って周りと次元の違うスピードで抜け出る所、別の馬に並ばれて競りかけられてしまった。
ハリケーンランやシロッコに負けるならともかく、どうも負けた理由が良くわからない。ハリケーンランは4着で、シロッコは5着にも入らなかった事を考えるとやっぱり斤量に展開かな。いや、それでもこの3頭は抜けた実力だとおもったけどなぁ。その2頭の関係者がこの敗戦をどう見たかを知りたい。シックスティーズアイコンの失速は前走が英セントレジャーなんで、これだけは予想通りだった。
この馬でも勝てないのか、と。
この馬で勝てないならどの馬で勝つんだろう、と思った。
このレースでハリケーンランとシロッコを負かす格好でディープインパクトが優勝、そしてインターナショナルクラシフィケーション日本過去最高値を、、、と期待したけど残念。この分じゃエルコンドルパサーの134を超えるのは厳しいな。いや〜本当に残念だ。この敗戦はかなりの衝撃だな。
■NHKの中継は駄目だな。ディープインパクトの事しか放送で言っていない。合田さんは解説者として放送席に座って欲しかった。
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コメント
それにしても残念だ。俺がコレだけ残念に思うのだからディープインパクトの関係者はどれほどショックだっただろう。競馬の世界のプロだから慣れてるかもしれないが、、、仕上がり万全という事前のコメントを信用するなら一体どんな馬なら勝てるのだろうか。
レース画面で残り1400になった時に画面表示のタイムが1分くらいだったので、おかしいなぁと思いつつもテレビのアナウンサーが言っていた2分31秒というタイムを信用してしまった。今回ディープは先行してしまってそれで1000m通過が1分くらいで、おまけにロンシャンの馬場なら…もう結果は大抵の場合見えてるわけでして。
1997凱旋門賞で勝ったパントルセレブルがコースレコードの2.24:60でしたので、この日の馬場を考えると2分25秒台なら十分なハイペースでしょう。となるとディープインパクトは3着とは言え強い競馬をした事はしたのですね。それにしても2分31秒はどこから出てきたのやら。
ディープが伸びなかったとか飛ばなかったとかの表現で報じられていますが、ゴール前2ハロンは11秒台ですから、彼は異国ロンシャンの地で頑張ってくれたのではないでしょうか...。
凱旋門賞を観ての私の思うことは、ディープインパクト、ハーツクライ、この日本競馬の最強馬が、イギリスとフランスで差されて負けました。ハーツクライはハリケーンランとエレクトロキューショニストに差し返され、ディープインパクトはレイルリンクに差され競り負け、プライドには並ぶ間もなくゴール前差し切られました。
2頭は共に直線早めに楽な手応えで先頭に立ちながら競り負けました。
これは単にハーツやディープが負けただけではなく、日本の競馬そのものを考え直さなければならないほどの、日本競馬界にとっての大きな敗北だと思います。
日本の競馬ではあり得なかったこと、最強馬2頭の差されるシーン。立ちはだかったヨーロッパの超一流馬の驚異的な末脚。単なる偶然ではなく、そこに敗北の原因があるのではないかと考えてみました。
日本の競馬は軽い高速馬場で前半スローで上がりだけの競馬をしています。ディープも楽なまま途中までレースをして、上がりを信じられない速さで日本の競馬に衝撃を与えてくれました。
しかし、今回の凱旋門賞を観て、重く深い芝で京都の坂の2倍以上の坂のあるコースを、1000m62秒前後というラップは、日本の競馬では比較や想像できないラップですが、かなりキツいんじゃないんでしょうか…。それと上り坂のことばかり言われますが、脚の負担は実は下り坂の方が大きいので、小柄なディープが59.5kgを背負って下る際には想像以上負担がかかり、楽な手応えとは逆に、ディープのスタミナは奪われていたのではないでしょうか…。
ヨーロッパの競馬とは、このようなタフなコースでの厳しい流れでの競馬が当たり前なのではないでしょうか…。
ロンシャンのコースで言うなら、上り坂でスタミナを奪われ、下り坂で脚にかかる負担を耐えた上での緩みない流れの競馬、だから、最後の直線までにヨーロッパの馬たちは、厳しい競馬をして、そのうえでなお、もう1度ギアチェンジし、爆発的な末脚を使える強さがゴール前に残っているかの勝負なんだと思います。
そういう競馬をしているのがヨーロッパ競馬で、その中で勝ち上がっているのがヨーロッパの超一流馬たちなんでしょう。
残念ながらハーツクライやディープインパクトには、その脚を使う強さは残っていなかったのです。それはハーツやディープが馬自体の強さとして劣っているのではなく、そういう厳しい中での競馬が日本にはなく、楽な競馬の中で勝ってしまってきたからです。
だから馬対馬の勝負で負けたわけではなく、日本競馬がヨーロッパ競馬に負けたのだと思います。
つまり、このままの競馬をしていては、国内だけの競馬しか視野にないのならともかく、これから世界制覇を目指そうと日本のホースマンが考えるのなら、今のままではどんなに日本の競馬の中で強い馬(速い馬)を作り上げたとしても、それはヨーロッパの本当に強い馬には永遠に勝てないということです。
奇しくも橋口調教師が観戦記で書いています『ディープで負けたのでは日本の馬は永遠に勝てないかもしれない』と…。
悲観的な実感です。これがすべてではありませんが、こういう気持ちも頭の中をよぎります。