■第18期女流王位戦五番勝負
挑戦者 石橋幸緒四段(LPSA)○-● 清水市代女流王位(日本将棋連盟)
*LPSA=日本女子プロ将棋協会
2勝2敗の最終局、挑戦者石橋が勝った。
個人的にものすごく嬉しい出来事だった。
今、女流棋界は2つの団体に割れている。去年まで元々1つだった団体は、将棋連盟総会での議決権などの待遇改善を求めつつ連盟からの独立を目論んだ。しかし、女流団体の意思も1つではなく(また連盟側からの切り崩しがあったとも)最終的に独立したのは14名だったかな。今回の対戦はその独立側と残留側のエース格同士の一戦だ。また、清水は石橋の師匠でもあり師弟対決という一面もあった。さらに言うと今年の女流名人戦でこれまたエース格同士の対戦(中井-矢内)で、LPSA側が負けていると言う事実がまたドラマ性を膨らませる。
勝った後に石橋はそういう事は意識しないように戦ったというが、そういう発言が出る事は相当意識があったんじゃないかと。いや、もちろん雑念が入って取れるような容易なタイトルではなかろうけど…。
独立した方は棋戦には今までどおり出場できる物の、将棋連盟からの支援もあまり無いだろうし(詳しくは知らない)、残留したのに比べ難しいのは容易に想像できる。将棋連盟のサイトからLPSAのサイトへのリンクすらない。やっぱり苦しい立場には応援したくなるものだ。個人的に一番いいと思ったのが、将棋連盟との関係をある程度たもちつつ女流が一枚岩になって独立することだったが…。ただ、去年こういう事があったからか新団体と将棋連盟である意味競い合うようにイベントが開催されるようになり活気はあると思う。去年まで行われていたレディースオープントーナメントが名前を変えてタイトル戦に昇格した。
勝負事ってドラマ性を含めて見るとなんか引き込まれるね。
競馬でも野球でもそう。
女流棋界はこれからどうなるんだろうなぁ。
っとなんか将棋の中身からは外れてしまったが、私はこのタイトル戦を今年の竜王戦以上に注目してたという事です。中盤駒がぶつかりだした場面(30-45手目あたり)は、先手石橋は馬ができてたけど飛車の働きが悪く、後手清水は飛車と角が一点を目指してたので後手優勢とみてた。今棋譜を見返すと石橋玉がほとんど手付かずで、働きの悪かった馬が玉頭の守りと相手玉の退路を立つ格好になっている。…馬の守りは金銀三枚、馬は自陣に…格言どおり。対して清水の角は桂馬でとられたし、飛車は竜になったのはいいものの、前にいたと金が重く働きが遅い。うーん、詳しい解説を聞いてみたい。来週の将棋チャンネルで取り上げるだろうから楽しみだ。
挑戦者 石橋幸緒四段(LPSA)○-● 清水市代女流王位(日本将棋連盟)
*LPSA=日本女子プロ将棋協会
2勝2敗の最終局、挑戦者石橋が勝った。
個人的にものすごく嬉しい出来事だった。
今、女流棋界は2つの団体に割れている。去年まで元々1つだった団体は、将棋連盟総会での議決権などの待遇改善を求めつつ連盟からの独立を目論んだ。しかし、女流団体の意思も1つではなく(また連盟側からの切り崩しがあったとも)最終的に独立したのは14名だったかな。今回の対戦はその独立側と残留側のエース格同士の一戦だ。また、清水は石橋の師匠でもあり師弟対決という一面もあった。さらに言うと今年の女流名人戦でこれまたエース格同士の対戦(中井-矢内)で、LPSA側が負けていると言う事実がまたドラマ性を膨らませる。
勝った後に石橋はそういう事は意識しないように戦ったというが、そういう発言が出る事は相当意識があったんじゃないかと。いや、もちろん雑念が入って取れるような容易なタイトルではなかろうけど…。
独立した方は棋戦には今までどおり出場できる物の、将棋連盟からの支援もあまり無いだろうし(詳しくは知らない)、残留したのに比べ難しいのは容易に想像できる。将棋連盟のサイトからLPSAのサイトへのリンクすらない。やっぱり苦しい立場には応援したくなるものだ。個人的に一番いいと思ったのが、将棋連盟との関係をある程度たもちつつ女流が一枚岩になって独立することだったが…。ただ、去年こういう事があったからか新団体と将棋連盟である意味競い合うようにイベントが開催されるようになり活気はあると思う。去年まで行われていたレディースオープントーナメントが名前を変えてタイトル戦に昇格した。
勝負事ってドラマ性を含めて見るとなんか引き込まれるね。
競馬でも野球でもそう。
女流棋界はこれからどうなるんだろうなぁ。
っとなんか将棋の中身からは外れてしまったが、私はこのタイトル戦を今年の竜王戦以上に注目してたという事です。中盤駒がぶつかりだした場面(30-45手目あたり)は、先手石橋は馬ができてたけど飛車の働きが悪く、後手清水は飛車と角が一点を目指してたので後手優勢とみてた。今棋譜を見返すと石橋玉がほとんど手付かずで、働きの悪かった馬が玉頭の守りと相手玉の退路を立つ格好になっている。…馬の守りは金銀三枚、馬は自陣に…格言どおり。対して清水の角は桂馬でとられたし、飛車は竜になったのはいいものの、前にいたと金が重く働きが遅い。うーん、詳しい解説を聞いてみたい。来週の将棋チャンネルで取り上げるだろうから楽しみだ。
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