■予想上位の馬のパドックでの評価が軒並み上々だったので喜んだ俺。
馬場に出てきた時のスクリーンヒーローの馬体が素人目にも非常によく見えた。

しかし結果は…
1着ウオッカ<対抗印
2着オウケンブルースリ<連下印
3着レッドディザイア
4着コンデュイット<連下印
5着エアシェイディ

まずスタートでコンデュイットが出遅れた。先頭は好スタートのエイシンデピュティとそれを2馬身ほどかわしていったアサクサキングスが行く。これに対し逃げ宣言のリーチザクラウンが強引に先頭を奪いに行った。この時点でハイペース確定。そして強引に先頭に出たリーチザクラウン(9着)と先頭を奪われたアサクサキングス(13着)は馬券に絡めない事も確定。1000~1600あたりで若干ペースがゆるんだようには見えたが、先の無理はやはり大きかった。本来ならこの辺で徐々にペースを上げて後続と距離を取り、直線で二の脚を使うのが逃げ馬の勝ちパターン。それが出来なかった以上、いかに力のある馬でもかなり厳しい。

俺はこのスタート直後の1コーナー手前で、あ~アサクサはなにいらんことしてるんだ~と思った。予想の段階で、アサクサは前走天皇賞秋で後方を追走しただけで終わったので、今回は前々で競馬するんじゃないか?とは思ったけど、逃げ位置に位置取るのは予想外であった。エイシンデピュティが好スタートを決めたというのも、エイシン>アサクサ>リーチというように順に鼻を取りあう事になり、ハイペースの一因になったかもしれない。

4コーナー。
俺の本命スクリーンヒーローは勢いよく上がって行ってたように見えたんだけど、後で良く考えれば押して押してなのでもうこの辺でいっぱいだったようだ。むしろ、あまり押さなくても上がっていたのは対抗印のウォッカ。先頭のリーチザクラウンは直線早々に捕まる、というか先行争いで疲れきってほとんど自滅。

最後、後方待機のオウケンブルースリが勝ったウオッカのハナ差まで詰め寄る。正直、ゴール直後はオウケンブルースリがかわして勝ったと思った。なぜか?スロービデオでウオッカが首を上げた時に、オウケンブルースリが首をのばし、その辺りがゴールだったから。しかし、ゴール時の静止画では逆にウオッカが残っているように見えた。後、地下馬道を引き上げる時にルメールがピースサインをする場面が映ったように見えた。本人は”最後は際どくなったが、ゴールの瞬間は勝ったかどうか分からなかった”と言ってるが、確信は無くともぎりぎり残ったのでは… …という思いがあったのか無かったのかw

ん~いやしかし、ホーリックス以来の牝馬勝ち。
レースもあの時を彷彿とさせるようなハイペースだった。


勝ったウオッカ。
これでG1級競争で7勝。G1レースが増えすぎてその数だけで強さを語る事は出来なくなってきたとはいえ、1600の安田記念、2000の天皇賞秋、2400のダービーとJCという3つのカテゴリでチャンピオンホースになった。その事は距離体系が整備されてきた(悪い意味で)時代において、果てしなく高い評価がされて良いんじゃなかろうか。この馬は大きな故障無くダービー以降ずっと牡馬混合戦で戦い続け結果を出してきた。無事これ名馬かつ結果も出す(勝率は少々低いけど)、女傑とはまさにこの馬の事。惜しむらくは海外で結果が出てない事。と、ダイワスカーレットには負け越してる事かwしかし、ウオッカという名前もずいぶん定着したなぁと思う。

2着オウケンブルースリ。
オウケンブルースリの末脚は確かにすごかったけど、道中ハイペースを中団追走(馬群内の位置取りで、番手なら先行位置)のウオッカと後方待機のオウケンブルースリの位置取りの差。どうかな…ペースがオウケンブルースリに味方した(騎手が上手く味方につけた)という見方wも否定できない。それでもウオッカに届かなかったという事は着差以上に実力差があるとも言える。たぶん両頭とも出走してくるであろう有馬記念でどうか?

3着レッドディザイア。
よく頑張ったと思う。しかしよく頑張っても現状は3着まで。勝敗がオウケンブルースリとウオッカに絞られた後に突っ込んできて、じりじりのびてたコンデュイットをかわし3着。有馬記念にも来るのかな?エリザベス女王杯のブエナと同じく、来年は絶対にこの馬だってほどのパフォーマンスは無かった。

4着コンデュイット。
ある意味定位置。バテはしないけどじりじりのびてるんじゃ東京は勝てない。
解説者の日本の芝向きってコメントは一切信用できないな…。

13着スクリーンヒーロー
…。


購入資金 15,000円
的中 馬連 5-10 1,020円 ☓1000円/100
差引 -4800円也

というか最低倍率の時にもうけが出ない予想するとかおかしいだろ俺。



■もう’00年代もほとんど終りに近づいている。
ついこの間2000年を迎えたと思ったらもうすぐ2010年になるんだ。
今年は武豊が長年定位置だったリーディングの座に赤信号なのも時代の流れを感じさせる。
それで最近’00年代の代表馬は?なんてのをふと考えたりする事がある。
競馬ファンの中で投票なんかすれば、オペラオー、ウオッカ、ディープが上位3頭かなぁ。


追記:ウオッカは有馬記念に出走できないんだって
なんてしぼみっぷりだ…これで終わりなのか、本当に終りなのか…
まぁでもとりあえず年度代表馬、最優秀4歳以上牝馬は決まったかな。
最優秀短距離馬はどうなるんだろうか…。
安田記念とヴィクトリアマイルを勝ってるウオッカ?
スプリントG1を2勝してるローレルゲレイロ?

でもこの馬はウオッカの勝った安田記念では大敗し、そのほかのレースでも阪急杯2着以外2ケタ着順に大敗。ウオッカはヴィクトリアマイルが牝馬限定戦。90年代まで使われていた最優秀スプリンターという名称ならば文句なくローレルゲレイロなんだろう。これは票が割れそうだなぁ。

最優秀短距離と年度代表馬の同時受賞となればタイキシャトル以来のはず。


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