JC’10

■一位入線のブエナビスタが降着になり、ビクトワールピサとの接線を制し二位入線のローズキングダムが繰り上げ一着となった2010年ジャパンカップ。直線は見ごたえ十分だった。

直線に向いて先頭付近のビクトワールピサ。久々に反応の良い所をみせて抜け出そうとする。中段やや前の外側から差して来るブエナビスタ、その少し後ろを中から上がってきたローズキングダム。

その三頭が一番接近した地点がレース後に審議されたであろう場所の一つ。うちからビクトワールピサにぶつけられ、外から内に切れ込んできたブエナビスタにぶつけられ…さらにそのブエナビスタに前をカットされる。最初の実況中継の時からローズキングダムが不利を受けたな～とは思ったけど、2重3重に不利があったとは思わなかった。そしてさすがに降着まではないかなと思ったけど、結果はそうではなかった。

ちなみにローズキングダムにぶつけた2頭の鞍上は両者とも外国人ジョッキー。先々週のエリザベス女王杯しかり、去年のジャパンカップしかり、結構外国人ジョッキーが積極的な騎乗で大レースでもよい結果を残す事が多いのではあるが、今回はその積極的な騎乗の悪い面が出てしまった。

正直、着順が変わるとは思わなかったところで、ローズキングダム今回も2着か～と残念に思うと同時に、不利を受けてまで2着にこれる自力はそのへんのいまいち君とは違っていつか必ずG1が取れる馬だなとも思った。この辺は調教師のレース後のコメントでも同じように言われてるね。『並みの馬なら4着、5着になって例えブエナビスタが同じように降着になったとしてもローズキングダムは1着になれない』と。


ビクトワールピサはやや復活の兆しがあるような、これが限界のような、、、ナカヤマフェスタは惨敗か…。いやがおうにも有馬記念が楽しみになる。年度代表馬争いはナカヤマフェスタ、ブエナビスタ、ローズキングダムとエイシンフラッシュの4頭に可能性があるかなと思う。アパパネは有馬記念回避。うーん、春の天皇賞馬ジャガーメイルは有馬記念を勝ってもどうかな…。