■負けたか、でも普通の負け


今年の竜王戦7番勝負の話ね。
渡辺竜王-羽生名人(棋聖、王座)
結果、4勝2敗で渡辺竜王防衛、7連覇達成。
つい少し前まで竜王タイトルの連覇記録は藤井猛の3連覇だった。それが佐藤康を2連覇、羽生、森内、羽生と破って7年連続竜王位。渡辺竜王は竜王戦だけ強いというより番勝負に強い印象だ。A級順位戦は4勝2敗、来年名人挑戦の目は十分にある。

今年の竜王戦7番勝負、プロ棋士や観戦記者は羽生名人に遠慮してか接戦がおおかった際どかったなどとお決まり文句がでてるが、俺には渡辺竜王の圧勝に見えたんだ…。棋譜中継の一手ごとについてくるコメントを読んでると、渡辺指しやすい、渡辺有利、渡辺優勢という類のコメントはよく出てるが、羽生優勢というコメントは羽生が勝った局でも本当に勝負の決まった最終盤まで見られない。つまり渡辺が負けた2局にしたって、中盤までは渡辺が有利、少なくとも差しやすい局面だったって事。この逆転負けした2局をきっちり勝ちきるようになると、いよいよ渡辺時代の到来かと思う。

やっぱり…2年前の竜王戦、羽生3連勝で迎えた第4局。そこで最後に勝ち筋が合ったにもかかわらず逃してしまった羽生。その局を負け、結局4連敗でタイトル獲得ならず、初代永世竜王ならず、永世7冠ならずの羽生。明らかに勝ちのあったこの1局、ある意味究極の1局になる可能性も…。




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