■先日、凱旋門賞が行われるのと同じロンシャン競馬場で、その前哨戦のフォワ賞(G2)及びニエル賞(G2)が行われた。距離はいずれも本番と同じ2400m。

(JRA公式サイトのレース結果/映像など)
http://jra.jp/news/201109/091211.html


[結果]
フォワ賞
1着サラフィナ(仏)/2.32.28
2着ヒルノダムール /短首(頭差くらい)
3着セントニコラスアビー(愛) /2-1/2
4着ナカヤマフェスタ /1/2

ニエル賞
6着ナカヤマナイト 1着からおよそ10馬身

 ニエル賞の方は本番に向けては問題外でしょう。この結果では出場しないだろうし、出ても最下位争いが見えてる。注目はフォワ賞の方。レースは4頭立ての少頭数で行われ、直線までナカヤマフェスタが逃げる、いや先頭を走るといった方が正しいかもしれない展開。サラフィナは最後方で若干ジョッキーが抑えるのに苦労してるようにも見えた。最後の直線入り口でセントニコラスアビーがナカヤマフェスタに並びかけ100mほど競り合った後、ヒルノダムールがその競り合いに加わる。さらに100mほど進んだ地点でナカヤマフェスタが遅れはじめかわってサラフィナがすごい狭い間を突っ込んできた。直線の最後はサラフィナとヒルノダムールの競り合いでサラフィナが少し前に出たのをそのまま保って勝利。

 今年の春の天皇賞馬ヒルノダムールは小差で2着に負けたように見えるけど、俺にはこの二頭の力の差はかなりのものだとみえた。というのは、サラフィナは直線まで終始最後方でジョッキーがずっと押さえ気味であり見方によっては折り合いに苦労してるのでは?と思えるようなレースっぷり。しかしながら、直線でジョッキーがGOサインを出した途端、急加速し狭い間をこじ開けて先頭へ。このシーンが俺には強烈な印象として残っている。レース映像を見てもらえればわかるけどサラフィナの前で競り合ってた3頭の間は本当に狭い…はず…狭い間をこじ開けるには相当な加速力とパワー、精神力が必要なはず。うむ、強い。ちなみにこの件に関しては有名な須田先生も同じような見方をされている(須田鷹雄の日常・非日常:http://blog.livedoor.jp/suda_takao/archives/66840351.html

それでも厳しい競馬を経験した事が必ずしもプラスに働かないのが競馬。凱旋門賞では日本馬に、とりあえず期待する。


かわって、故障で凱旋門賞を回避したビクトワールピサ。これで今年は中山記念、ドバイWCの2戦しかまだ使われていないことになる。そして今後の予定がようやくニュースとして聞く事が出来た。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110912-00000535-sanspo-horse
予定通りJCがラストランで引退らしい。去年勝った有馬記念は無し。すこし寂しいね、年度を代表するような馬が有馬記念に出ないなんてね。そりゃ馬主にとってはさまざまなリスクを伴うし(特に荒れ馬場の中山競馬場)、種牡馬入りで有馬記念の賞金を遥かに超える金を手に出来るのだから有馬記念を使うメリットは少ない。でも、もう少しレースを見たいファンが多いのではないかなぁ(俺も)。


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