■お前たちはこれを覚えているか?
11月1日1枠1番1番人気
天皇賞(秋)’98サイレンススズカ

13年前の今日はその日である。



■天皇賞(秋)’11

(JRA公式サイト出馬表)
http://jra.jp/keiba/thisweek/2011/1030_1/syutsuba.html
(JRA公式サイト映像)
http://jra.jp/JRADB/asx/2011/05/201104050911h.asx

1着トーセンジョーダン 1:56.1 日本レコード
2着ダークシャドウ 1/2
3着ペルーサ 1/2
4着ブエナビスタ 3/4
5着トゥザグローリー 1-3/4

 単勝1番人気は昨年の勝ち馬ブエナビスタ2.8倍、前走宝塚記念2着からの直行。2番人気はG1実績は無いもののエプソムカップ、毎日王冠と東京競馬場1800を連勝のダークシャドウ5.7倍。3番人気はエイシンフラッシュ5.9倍、今年に入って天皇賞(春)2着、宝塚記念3着からの直行。
4番人気は京都大賞典勝ちのローズキングダム6.6倍。
5番人気にようやく今年の宝塚記念馬アーネストリー7.3倍。
6番人気ペルーサ8.2倍。
7番人気トーセンジョーダン33.3倍。
 という風な人気の構図。1番人気ブエナビスタが若干抜け気味の1番人気で、2~6番人気が混戦で、7番人気がぐっと離れてトーセンジョーダン。


 結果的にとんでもないハイペース(1000m通過56.5)でシルポートが逃げて、直線の坂の手前で先行勢と中団以降に構えていた馬ががらっと入れかわる。このハイペースで一番わりをくったのはアーネストリー。仕上げ不足、大外枠、さらに出遅れた上、無理して先行する。こんな無茶をすればいかにG1馬、いかに前哨戦の勝ち馬といえど惨敗する。直線にハイっても暴走したシルポートすら捕まえられない始末(最終的には交わしたが)。

 一見荒れた印象のあるこのレースであるが、着順に人気をあげれば7、2、6、1、10、3とさほど荒れてはいない。これは人気馬に中団待機勢が多かったからそれで収まったのか、それとも単に実力ある馬だからハイペースに負けず付いてこれたのか、なかなかのサバイバルレースではあったと思う。

 ハイペースの天皇賞で思い出されるのがダイタクヘリオス-メジロパーマーが飛ばしてそれを追走したトウカイテイオーが惨敗したレース。このレースは、後方待機のレッツゴーターキンとムービースターが1着2着という典型的なハイペース後方一気が決まったレースであった。しかしながら今年のレースは同じくハイペースでも若干性格が違っているように思える。なぜなら無理に先行したアーネストリー、距離不足のローズキングダムこそ惨敗したが、それを追走した実力馬がそこそこの着順に来てるからである。

もしかしたらハイペースハイペースと言われつつも(いやハイペースは間違い無いんだけど)、現在の競走馬はこれくらいのペースは耐えられて当たり前という事なのか?

 さて、毎回レース全体を振り返った後は上位各馬について記しているのだが、このレースでは特に思い当たるフシが少ない。強いて言うならば、、、

 ブエナビスタは、直線の残り100mで若干回りとくらべて失速してた模様。それが”年齢的能力の衰え”なのか”展開による過度な消耗による”ものなのかは判らない。ただ、特に牝馬について極端に走る気がなくなって成績が落ちる時があるのは珍しくない。ペルーサやトゥザグローリーはあいかわらずG1では1歩足りないし、トーセンジョーダンは勝ったけどハイペースに助けられた(いや、この馬の能力と展開がはまったというべきか?)印象。

出走馬の今後について、、、ローズキングダムは距離の関係からJCでは必ず巻き返してくる(出走すれば)と思われる。アーネストリーは右回りの有馬記念で。


うーむ、どうも今回は適当な振り返りになってしまった。
先週の三冠達成を見たことで気が抜けて、心はもう2日後のJBCクラシックに飛んでいる。


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