■天皇賞(春)’12

1着:ビートブラック
2着:トーセンジョーダン
3着:ウインバリアシオン

(JRA公式サイト)
出馬表http://jra.jp/keiba/thisweek/2012/0429_1/syutsuba.html
映像http://jra.jp/JRADB/asx/2012/08/201203080411h.asx


 今日の天皇賞(春)は単勝1.3倍のオルフェーヴルがどういう勝ち方をするかという所に注目するレース。今年の古馬中長距離路線は、オッズが示すとおりオルフェーヴル1強といっていいような状況だった…はず。


 結果はご存知の通り、オルフェーヴルは去年の勝ち馬ヒルノダムールと同着の11着に惨敗。今日のオルフェーヴルは去年は見られなかった黒いメンコをつけてのレース。個人的には競馬に集中させてまっすぐ走らせるには、メンコだけでなくブリンカー併用が効果的だと思うんだが…。オルフェーヴルのスタートの出はまずまずだった、でも大外枠のオルフェーヴルの1つ内にいたトウカイパラダイスがスタート直後に若干外によれてオルフェーヴルがさらに外に振られていた。結果論ながら道中に不安のあるオルフェーヴルにとっては暗雲漂うスタートであった。

 その道中だが、オルフェーヴルは後方3番手の外側。この前の阪神大賞典の序盤と同じくらいの位置取り。オルフェーヴル自身には特に問題あるとは思えなかったが、展開がそうはいかない。去年のエリザベス女王杯でもそうだったように抜けた実力馬が追込の場合、他の馬(+鞍上)はその実力馬が動くまで我慢するか、思い切って前にいくかの二択を迫られる。今回の上位三頭のうち、前者が2着のトーセンジョーダンと3着ウインバリアシオン、後者が優勝したビートブラック。

 先頭で競り合う2頭にかなり差が開いて1頭、そこからまた差が開いて残りの馬群という展開のアヤもあっただろうか。先頭が2頭で差が開いて馬群、または先頭が3頭という形ならばまた違った結果になったと思う。こういう大逃げに近い展開になると、先頭を走ってる馬の次の馬がキーになってくるのかもしれない。

 4コーナーから直線入り口のオルフェーヴルはこれまた問題ないいつもどおりのレース運びだったと思う。ただ、結果的には前にいったビートブラックと早く仕掛けたトーセンジョーダンには遥かに届かなかった。(という意味では4コーナーまでに問題があった)それだけでなく直線での爆発的なノビもなかった。今まで他の馬とは素質?才能?の違いを見せ付けて勝っていたオルフェーヴル。負けた前走にしてもラストの直線の加速はものすごいものがあった。それを見せられなかったという事は、馬に何か問題があるのかも。いや、それは単にどこかに故障をしてるとかそんな単純なものじゃなくてね。

 また、最後の直線まで”いつもどおり”で来ていながら負けたという事は、俺は鞍上を変えてもいんじゃないかと思う。去年、とくに秋競馬は全て大外のまくりばかりで勝っている。それにかまけて、いやそれがこの馬に最も適していると信じて鞍上は競馬をしたのだろうが、それじゃダメみたいなところに来てるんじゃないか?

 力は馬が持ってるんだから、あとは工夫。工夫のできる鞍上で一度みてみたい気がする。外国人ジョッキーか、安藤か、武豊、1レース限定なら岩田。この辺で見てみたい。馬の力を信じるのは同じでも、信じて今までどおりのやり方を貫くのか、力があるのを信じるからこそ別のやり方を試すのか、この当たりはジョッキーの考え方が現れるね。

 
 しかし、2着のトーセンジョーダンは久々じゃないか?秋の天皇賞優勝馬で春の天皇賞も通用したのは。3着のウインバリアシオンは2番人気で3着だから傍目にはまぁ及第点かな。とくに目立つレースはしてなかった。1着馬2着馬が4コーナーで前にいたという展開からすれば仕掛け遅れは明白ではあるので、陣営は”せっかくオルフェーヴルがこけてくれたんだから…勝てたのに…”とかなり悔しい思いをしてるはず。

 オルフェの次走は普通なら宝塚記念でしょうな。


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