■宝塚記念’12 事前

 最大の注目は天皇賞(春)で10着か11着に大敗のオルフェーヴル。直後の専門家や調教師などのコメントからは精神面での不調が伝えられている。まぁこれは原因がわからない、あるいは隠したいからという側面もあるかもしれないが…。

 今まで競馬を見てきてそれまで連勝を続けていた馬が突如として不調に陥るなんて事はよくあった。不調に陥ったかどうかは判らなくても1戦、2戦で明らかに格下の馬に負けてしまうとかそういう事も。例えば5歳時(当時表記)のナリタブライアン、引退レースで差されたタイキシャトル、京都大賞典でのスペシャルウィーク、6歳時(当時表記)のダイイチルビーetc…。

 オルフェーヴルは天皇賞(春)のあと短期放牧というリフレッシュ期間を経てさてどうだ?という所。各紙に載っていた調教師のコメントからはあまり勢いのある言葉は見つけられなかった。推測するに馬体の出来や調教での動きは、絶好調時の70~80%くらいなのではないだろうか。それでも出走はさせるわけだ。三冠+有馬記念という付加価値があるから種牡馬入りには問題ないはず。それなのに放牧から返してまで仕上げて出走させてくるという事は、一応レースに出せるくらいの状態ではあり、オルフェーヴル陣営はそれだけ凱旋門賞挑戦をさせたい意向をもってるということだろう。もしこれを制すれば種牡馬としての価値はさらにあがる事になる。

 今回の宝塚記念はネコパンチという明らかな逃げ馬が存在し、その逃げ馬が前哨戦で勝ったのでオルフェーヴルにとってはレースをしやすい状況にあると思う。なぜなら目立つ逃げ馬が居る事で多少なりともマークがオルフェーヴルからはずれるから。俺はオルフェーヴルがこの逃げ馬を交わせれば宝塚記念を勝てると思っている。他にもショウナンマイティやらウインバリアシオン、エイシンフラッシュ、ビートブラックなどいるけど純粋な力はオルフェには及ばないと見ている。こいつらが宝塚記念を勝てるかどうかはオルフェーヴルに、短期放牧による精神面でのリフレッシュ効果がどれだけあったかにかかっている。

 逆にこのレースでオルフェーヴルが3度目の醜態を見せればその時は…という思いもまた持っている。さぁどうなるか、オルフェーヴルのレースっぷりに注目だねぇ。

 2番手はウインバリアシオン。武から岩田に乗り代わり。この馬、日記でも何度も書いてきたが安藤があれだけ去年工夫し、武豊が流れに乗せようとレースさせても、”勝つ”ところまでは行けなかった。負けた相手はオルフェだけじゃないので、かつてのオペラオーとドトウの関係とは少し違うね。宝塚記念はここでG1初制覇の馬が多い。う~ん、どうかな…岩田がどんなレースをさせるか注目している。



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