■凱旋門賞’12
簡単に…
オルフェーヴルは2着だった。
オルフェーヴルは大外枠からの発走で序盤は後方2番手くらいの内側をすすむ。サポート役のアヴェンティーノは中団の外側で、オルフェーヴルが仕掛けていく進路を確保しつつ、他の馬が早々に外へ膨らむのを防いでいた。
オルフェーヴルは最終コーナー手前から徐々に加速し、一気に加速したのは直線向いてすぐ残り500mのあたり。ここから残り300mまでに先頭に立ち、残り200m付近では圧勝の雰囲気すらあった…
が、駄目だった。残り150mあたりで速度が鈍り、一度交わしたはずのソレミアという地元の馬が徐々に差を詰め、本当にゴール直前で差しきられてしまう。
俺の見立て。オルフェーヴルは一応力を出し切れたと思う。直線向いてからの加速はすばらしいものがあったし、一度は先頭を捉え2馬身以上離している。ゴール前は明らかに脚が上がっていたので仕掛けが早かったんじゃないかというのはあるけど、それはジョッキーの乗り方の問題で、オルフェーヴル自身は全力を出し切れたと思う。直線で内側へ斜行しているところからも最後は相当疲れたんだろうなと。後方のままで終ったわけではないのでスミヨンの騎乗にも俺は納得している。人気馬で上位にこれたのはオルフェーヴルだけ。
結果論的かもしれんがコレ見よがしの言い方をすると、先のオルフェ前哨戦の記事で書いた事がだいたい当たっている。その記事の”余裕残しの~~”で始まる項ね。前哨戦としては外からまくってロンシャンの芝でどこまで伸びるか試したほうが良かったんじゃないか?と書いた。案の定凱旋門賞では内ではなく外へ持ち出しての競馬。もしどこまで伸びるか判っていれば、凱旋門賞ゴール前での失速はある程度予想できたんじゃないだろうか。すると鞍上も載り方を変えたかもしれない。
”凱旋門賞は甘くない”これも書いた。
フランケル、スノーフェアリー、デインドリームこれらが回避するのを見たときも、考えは全く変わらなかったね。だから前記事では甘い事は書いてないはず。
同じく前哨戦を勝ったサオノワは惨敗。前哨戦は勝たなくてもいいんだよ。いかに強い勝ち方ができても負ける、それは去年のサラフィナが見せてくれた。前哨戦はあくまで前哨戦、サポートを受けて楽に勝ちましたってだけじゃ意味無いね。英2冠馬キャメロットは状態が悪い、その辺りキャメロット関係者ならずとも欧州競馬に携わる人には判ってたんじゃないかな。鞍上にデットーリが決まったのはその辺が関係してそうな気がする。はっきりいってデットーリは落ち目。
オルフェーヴルは荒馬場の有馬記念、長距離の菊花賞を大外周りで制し、2着だったものの阪神大賞典では逸走しながらの追込。このオルフェーヴルほどの持続力ある脚をもってしてもロンシャンの芝では足りなかった。ちょっと今、凱旋門賞を勝てる馬の想像ができない。
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簡単に…
オルフェーヴルは2着だった。
オルフェーヴルは大外枠からの発走で序盤は後方2番手くらいの内側をすすむ。サポート役のアヴェンティーノは中団の外側で、オルフェーヴルが仕掛けていく進路を確保しつつ、他の馬が早々に外へ膨らむのを防いでいた。
オルフェーヴルは最終コーナー手前から徐々に加速し、一気に加速したのは直線向いてすぐ残り500mのあたり。ここから残り300mまでに先頭に立ち、残り200m付近では圧勝の雰囲気すらあった…
が、駄目だった。残り150mあたりで速度が鈍り、一度交わしたはずのソレミアという地元の馬が徐々に差を詰め、本当にゴール直前で差しきられてしまう。
俺の見立て。オルフェーヴルは一応力を出し切れたと思う。直線向いてからの加速はすばらしいものがあったし、一度は先頭を捉え2馬身以上離している。ゴール前は明らかに脚が上がっていたので仕掛けが早かったんじゃないかというのはあるけど、それはジョッキーの乗り方の問題で、オルフェーヴル自身は全力を出し切れたと思う。直線で内側へ斜行しているところからも最後は相当疲れたんだろうなと。後方のままで終ったわけではないのでスミヨンの騎乗にも俺は納得している。人気馬で上位にこれたのはオルフェーヴルだけ。
結果論的かもしれんがコレ見よがしの言い方をすると、先のオルフェ前哨戦の記事で書いた事がだいたい当たっている。その記事の”余裕残しの~~”で始まる項ね。前哨戦としては外からまくってロンシャンの芝でどこまで伸びるか試したほうが良かったんじゃないか?と書いた。案の定凱旋門賞では内ではなく外へ持ち出しての競馬。もしどこまで伸びるか判っていれば、凱旋門賞ゴール前での失速はある程度予想できたんじゃないだろうか。すると鞍上も載り方を変えたかもしれない。
”凱旋門賞は甘くない”これも書いた。
フランケル、スノーフェアリー、デインドリームこれらが回避するのを見たときも、考えは全く変わらなかったね。だから前記事では甘い事は書いてないはず。
同じく前哨戦を勝ったサオノワは惨敗。前哨戦は勝たなくてもいいんだよ。いかに強い勝ち方ができても負ける、それは去年のサラフィナが見せてくれた。前哨戦はあくまで前哨戦、サポートを受けて楽に勝ちましたってだけじゃ意味無いね。英2冠馬キャメロットは状態が悪い、その辺りキャメロット関係者ならずとも欧州競馬に携わる人には判ってたんじゃないかな。鞍上にデットーリが決まったのはその辺が関係してそうな気がする。はっきりいってデットーリは落ち目。
オルフェーヴルは荒馬場の有馬記念、長距離の菊花賞を大外周りで制し、2着だったものの阪神大賞典では逸走しながらの追込。このオルフェーヴルほどの持続力ある脚をもってしてもロンシャンの芝では足りなかった。ちょっと今、凱旋門賞を勝てる馬の想像ができない。
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