LPSA(日本女子プロ将棋協会)
2013年1月31日 他のゲーム■LPSA(日本女子プロ将棋協会)
LPSA(日本女子プロ将棋協会)が所属棋士の出場を認められないことに単を発し、マイナビ棋戦から外れる事になった。準決勝に残っている石橋は今期のその対局を拒否、一部で結構な騒動になりそうである。
LPSAの言い分は大体こんな感じらしい。
『LPSAが認定した渡部3級を日本将棋連盟が認めず、マイナビ社に同社が主催する棋戦への出場をさせないよう打診し、同社はそれに同調した。そしてそれに従え無いなら来期の契約はLPSAを抜きにした連盟とマイナビ社の2者を行うとLPSAに通告してきた。これに対しLPSAは、渡部3級を出場させないということはイコール女流棋士として認めていないという事であり、LPSAの自治権の侵害にあたると抗議。
その上で、来期の契約をしないと通告してきたマイナビ社に対し、今期の残りの対局を拒否し、来期の契約はしないと逆に通告』
参考文書/株式会社マイナビ社宛て書面
http://joshi-shogi.com/2013/01/30/pdf/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%93%E7%A4%BE%E5%AE%9B%E3%81%A6%E3%81%94%E9%80%9A%E7%9F%A5%E6%9B%B8%E9%9D%A2.pdf
こんなとこかな?
まぁLPSA独立直後からいろいろと妨害はあったんだろうと勝手に推測してしまう。一例として独立直後からスカパーの囲碁将棋チャンネルや、NHK将棋トーナメントの聞き手にLPSAの女流が一切採用されなくなっていた(NHK将棋トーナメントの方は当年の中倉終了まで)。
しかし、抗議のやり方としてこれはもう日本将棋連盟と完全に別路線を行くと宣言するようなものじゃないか?心情的には立場の弱いLPSAを応援してやりたいが、将棋というもののイメージを少なからず貶めてしまった以上、連盟としても”救いようが無い”と考えているだろう。
将棋をスポンサーする企業は、その企業のイメージアップのためにスポンサーしているわけで、将棋のイメージが下がればその原因たるLPSAの行動のみならず連盟にも影響がでてくる。他の棋戦ではどうなるんだろうか?連盟は現状のままではどこまでいっても渡部3級を女流棋士として認めないのは確実だが、スポンサーが認めるかどうかが焦点になってくる。
以前から段位認定に関してはLPSAも連盟に従わざるを得ないのではないか?という意見はいろいろ目にしてきた。連盟から独立したLPSAとしても新人を協会にいれていかないと先細りが目に見えているので、連盟とLPSAが衝突するのは時間の問題だった。
連盟がスポンサーを巻き込んでLPSAを排除あるいは従わせようという動きはたしかにフェアじゃない。けどそれがビジネス戦略であったりするし、残念ながら今回はLPSAがビジネスで敗れた格好である。本来、こういう戦略はLPSAがとっていかなければならなかったと私は考える。
でないと将棋連盟正会員の男性棋士を含む連盟側に押されるのは判っていたはず。うーん、LPSAが訴訟にまで持ち込もうとしている中、どこまで踏ん張れるかだなぁ。運良く訴訟で勝てても、実が取れないと意味無いし、実際そうなると思うね。
最終手段的には完全に独自路線を歩くしかないかもしれない。LPSAが棋戦を設立し、そこへ大量の女性アマチュア棋士を参加させて大会を開く。そこへ連盟所属の女流棋士を参加させてやるぐらいの気概でね。さらにLPSA独自の棋力認定制度を設ける。でもその辺はリスクが非常に高く上手くいかない公算があるので、上のURLにあるように渡部3級を認めさせるのに過去の連盟の棋戦状況を持ち出している。
今回の一件、発端は渡部3級の出場可否問題だけど、もっとずっと根は深い。いち将棋ファンの俺としては女流棋士は1つにまとまって欲しい。LPSAでも連盟所属でもない所でまとまってやれないものかと思っている。
だいたい日本人は判官びいきが多い。でもこの一件に関してLPSAを擁護するような意見は、棋士のツイッターや掲示板などを見てもなかなか見つけられない。俺はやっぱり対局拒否というのが勇み足だったんじゃないかなと思う。もし仮に、石橋が準決勝、決勝と勝ち、タイトル戦でも勝ってタイトル奪取したなら、世間の声も変わってくることが期待できた。その声の後押しがなければスポンサーは態度を変えないね。
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LPSA(日本女子プロ将棋協会)が所属棋士の出場を認められないことに単を発し、マイナビ棋戦から外れる事になった。準決勝に残っている石橋は今期のその対局を拒否、一部で結構な騒動になりそうである。
LPSAの言い分は大体こんな感じらしい。
『LPSAが認定した渡部3級を日本将棋連盟が認めず、マイナビ社に同社が主催する棋戦への出場をさせないよう打診し、同社はそれに同調した。そしてそれに従え無いなら来期の契約はLPSAを抜きにした連盟とマイナビ社の2者を行うとLPSAに通告してきた。これに対しLPSAは、渡部3級を出場させないということはイコール女流棋士として認めていないという事であり、LPSAの自治権の侵害にあたると抗議。
その上で、来期の契約をしないと通告してきたマイナビ社に対し、今期の残りの対局を拒否し、来期の契約はしないと逆に通告』
参考文書/株式会社マイナビ社宛て書面
http://joshi-shogi.com/2013/01/30/pdf/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%93%E7%A4%BE%E5%AE%9B%E3%81%A6%E3%81%94%E9%80%9A%E7%9F%A5%E6%9B%B8%E9%9D%A2.pdf
こんなとこかな?
まぁLPSA独立直後からいろいろと妨害はあったんだろうと勝手に推測してしまう。一例として独立直後からスカパーの囲碁将棋チャンネルや、NHK将棋トーナメントの聞き手にLPSAの女流が一切採用されなくなっていた(NHK将棋トーナメントの方は当年の中倉終了まで)。
しかし、抗議のやり方としてこれはもう日本将棋連盟と完全に別路線を行くと宣言するようなものじゃないか?心情的には立場の弱いLPSAを応援してやりたいが、将棋というもののイメージを少なからず貶めてしまった以上、連盟としても”救いようが無い”と考えているだろう。
将棋をスポンサーする企業は、その企業のイメージアップのためにスポンサーしているわけで、将棋のイメージが下がればその原因たるLPSAの行動のみならず連盟にも影響がでてくる。他の棋戦ではどうなるんだろうか?連盟は現状のままではどこまでいっても渡部3級を女流棋士として認めないのは確実だが、スポンサーが認めるかどうかが焦点になってくる。
以前から段位認定に関してはLPSAも連盟に従わざるを得ないのではないか?という意見はいろいろ目にしてきた。連盟から独立したLPSAとしても新人を協会にいれていかないと先細りが目に見えているので、連盟とLPSAが衝突するのは時間の問題だった。
連盟がスポンサーを巻き込んでLPSAを排除あるいは従わせようという動きはたしかにフェアじゃない。けどそれがビジネス戦略であったりするし、残念ながら今回はLPSAがビジネスで敗れた格好である。本来、こういう戦略はLPSAがとっていかなければならなかったと私は考える。
でないと将棋連盟正会員の男性棋士を含む連盟側に押されるのは判っていたはず。うーん、LPSAが訴訟にまで持ち込もうとしている中、どこまで踏ん張れるかだなぁ。運良く訴訟で勝てても、実が取れないと意味無いし、実際そうなると思うね。
最終手段的には完全に独自路線を歩くしかないかもしれない。LPSAが棋戦を設立し、そこへ大量の女性アマチュア棋士を参加させて大会を開く。そこへ連盟所属の女流棋士を参加させてやるぐらいの気概でね。さらにLPSA独自の棋力認定制度を設ける。でもその辺はリスクが非常に高く上手くいかない公算があるので、上のURLにあるように渡部3級を認めさせるのに過去の連盟の棋戦状況を持ち出している。
今回の一件、発端は渡部3級の出場可否問題だけど、もっとずっと根は深い。いち将棋ファンの俺としては女流棋士は1つにまとまって欲しい。LPSAでも連盟所属でもない所でまとまってやれないものかと思っている。
だいたい日本人は判官びいきが多い。でもこの一件に関してLPSAを擁護するような意見は、棋士のツイッターや掲示板などを見てもなかなか見つけられない。俺はやっぱり対局拒否というのが勇み足だったんじゃないかなと思う。もし仮に、石橋が準決勝、決勝と勝ち、タイトル戦でも勝ってタイトル奪取したなら、世間の声も変わってくることが期待できた。その声の後押しがなければスポンサーは態度を変えないね。
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