昔から変わらぬ金と保険

第1回投票:東京42、イスタン26、マドリー26
最下位決定投票:イスタン49、マドリー45
第2回投票:東京60、イスタン36

 直前の最終プレゼンテーションに関しては日本は定評あるから心配してなかった。落選した前回だって最もいいプレゼンテーションをしたのは日本だと言われてる。

http://www.huffingtonpost.jp/2013/09/07/olympic_candidate_tokyo_presentation_n_3886260.html
(プレゼン内容)

まず金(カネ)

 詳しくは知らんが経済危機とまで伝えられたマドリードが最初に落選したのがいい例。経済力で言えば政府保証分も含めて東京の金力はマドリードやイスタンブールの比じゃない。

 ま~これからオリンピックを行うリオなりソチなりの準備が若干遅れ気味だから、IOC的にそういう不安がないところに決めたいというのもあっただろう。もしオリンピックが失敗する(そこまでいかなくてもスムーズでないと)とオリンピックの商業的価値に傷がつき、ひいては各種収入に影響がある。

金は命より重い
 それぞれの境遇は違えど、IOC委員になるくらいの人物はそれなりに裕福だろうから…。

 懸念されてた原発の汚染水漏洩問題だけど、具体的な数字を出すというのは海外でもウケるらしい。大丈夫、大丈夫としか答えなかった事前の会見とは違う。このあたり、落としてから持ち上げるじゃないけどそのギャップが後で出したカードの印象をより強くする。

若干のタナボタ感もある。

 今回の招致活動をみてると、大阪招致のときは本当にゴミレベルの活動しかしてなかったのが良く判る。そして、世界が日本をどう見ているのか良く判った今回のオリンピック決定だった。日本(東京)の立場的には、安全な開催候補地が他にあればそこにいくけど、そこが駄目なら東京だ、言うなれば二番手の一番手。保険。今回、イスタンにしてもマドリーにしても不安要素が大きすぎる状況から、安全確実な東京におはちが回ってきた。

とにかく保険である日本(東京)に求めるのは安心、安定、確実さ

 だからこそ汚染水漏洩問題に対する質問が事前から厳しく寄せられてたんだろうね。予測に過ぎないが、 開催地決定の投票権を持つIOC委員の多くは、すでにイスタンとマドリーを見限っていたのではないかと思う。残った東京について最大の不安要素である汚染水漏洩問題に納得すれば本当に東京に投票しようと、そういう考えがあっての連日の厳しい質問攻めであったのではないか。プレゼンで安倍総理が疑念を払拭したことで保険としての条件を満たし当選した。

以上のように考えると東京に決まったのが納得いくね。


 2020年五輪開催地が東京に決まって嬉しいが、世界が日本を”永遠の二番手”としか見ていないのが少し残念である。ま~何も特徴がない国と思われるよりはマシだ。


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/china/682599/
訂正遅すぎワロタ


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