2014年度レース体系

 JRAの重賞施行が少し変わるらしい。
(参考JRA公式サイト:http://jra.jp/news/201310/102101.html

・年末のラジオNIKKEI(G3阪神2000m)>ホープフルS(G3中山2000m)
 ”2歳馬競走の開始時期の早期化および競走距離の多様化により、近年、特に中距離競走における競走内容の充実が著しいことから、現状のマイルGI競走に加え、2歳中距離路線の頂点となる競走を皐月賞(GI)と同じ舞台となる中山競馬場で編成することとし”

 ホープフルSは、今はオープンレースであり、すでにG3化が確定。G2化が申請中で、将来的にG1としたいらしい。時期は有馬記念と同日開催。つまりあの荒馬場でレースが行われるわけだ。さて、これまでのラジオNIKKEI杯2歳ステークスのように好メンバーが集まるかな。


・朝日杯FS(G1中山1600m)>朝日杯FS(G1阪神1600m)
 ”競走内容のより一層の充実を図る観点”

 これは単にG1レースが阪神開催になるという事か。ただ、中山に2歳2000mG1を作るから既存の朝日杯を阪神へというのなら、レースの左遷と取れなくもない。2歳に牡馬の出れる中央のG1レースを2つも作ってしまって、どの馬が№1なのか?どのレースを勝てば№1なのか不明確である。


・ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス(京都2000m)
・いちょうステークス(新設重賞 東京1600m)
 ”競走体系のさらなる充実およびローテーションを整備する観点”


・ジャパンカップダート(G1阪神1800m)>チャンピオンズカップ(G1中京1800m)
 ”(日本調教馬を中心としたダート最高峰競走としての位置付けを明確にする観点、国際招待競走から外す”

 距離は1800mのまま。なぜ中央に2000mのダートG1レースを作らないのか。ブリーダーズカップクラシックもドバイワールドカップも2000m。ダートは世界的に2000mが主流なんだよ。地方競馬の帝王賞や東京大賞典は2000mであるし、JBCクラシックも基本2000mである。だから日本の中央でも無理やりにでも2000mのダートG1を作るべきである。

 そしてなぜ中京に移動させるのかその必要性について少し疑問だったり。現在あるもうひとつの中央のダートG1が左回りの東京開催であるのに、右回りだった阪神開催のジャパンカップダートを廃して左回りの中京開催のチャンピオンズカップにする。このあたり、開催地の変更については説明がないね。



 距離体系を整備したらファンから見てなにか面白い点ってあるんだろうか?俺なんかまったくもってつまらない方向に向っていると思う。それぞれの強い?馬がそれぞれの路線に向ってしまって対決する事がなくなるじゃん? 強い…というより得意の路線だけを走って勝ってる馬を見てても面白くもなんともない。

 得意な距離が違うけどあの馬とこの馬が競ったらどんな結果になるだろうとか、もしかしたらこの馬はこの距離でも王者になれるんじゃなかろうかとか、そういう夢がない。路線が整備されればされるほど、同じ馬同士が走るレースが増え、馬券的な興味も失せてくる気がする。かつてあったアラブ競争みたいな…。

 そりゃある程度長い距離や短い距離の路線があってもいいとは思うが、最終的なチャンピオン決定戦は明確に1つにするべきである。



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