ワールドカップの開幕戦

■ワールドカップの開幕戦

　開催国のブラジルが順調なスタートを切った事よりも、”日本の”西村主審が”誤審で”ブラジルにPKを与えた事の方が強調されてしまってて非常に残念。

　どの記事を見ても”西村主審”ではなく、”日本の”ってついてるのが嫌な感じがする。海外も国内メディアのも同じね。これだと日本人だから失敗した、とかそういう風に思われかねない。サッカーを良く知る人はそういう考えをしないのだろうけど、ワールドカップしか見ないにわかはそう思ってしまうかもしれない。

　関連記事の中で海外発のもの（特に欧州）を見ていると、元審判員や元選手がいろんなコメントをだしてるんだけど、概ねあのジャッジについては批判的。ちなみにクロアチア監督の発言は論外ね。自軍のミスを認めたくないからあのジャッジのせいにしてるだけ。負けを素直に認められない小さな人間。

『チャンピオンズリーグなどでコンスタントに笛を吹いてればあのジャッジはなかった』
『わざと倒れたフレジにロブレンがファウルしたととられた』


　しかし映像を見れば、明らかにひっぱって倒したわけではなく、上手く腕をからめ…たかどうか？ってところでフレジが倒れこんだ。こんなところかな。あまり考えたくないが、厳しく判定したとしてもファールではなかったかもしれない。足をかけたり、引きずって倒したわけではないからファール相当ではないような気がする。それに加えて欧州では慣習としてもっと激しく当たっても見逃されてる事もある。

　というところで世界から批判されるのは仕方がないところかなと…あくまであのジャッジに関してはね。そこで与えられたPKによりブラジルが得点したのは事実だけど、そこでPKが与えられなくてもブラジルが勝った可能性がある（むしろ3-1なんだからその可能性のが高い）。その場合はその場合でどうなったか判らない。だから勝敗が決まってしまった、などというのはお門違いもいいとこ。


　もしこのままクロアチアがグループリーグで敗退したとしたら、選手や監督、海外メディアはこういうんだろう。
『開幕戦を誤審によって落としたことにより、リズムをつかめず敗退した』と。
いや、普通に弱いから負けたんだろ（笑）


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