ジャパンカップ’17後
2017年11月27日 野球&競馬■ジャパンカップ’17後
1着シュヴァルグラン2:23.7
2着レイデオロ
3着キタサンブラック
4着マカヒキ
5着アイダホ
--------------------------
10着サトノクラウン
レースはスタートから今日はスムーズに出たキタサンブラックが単騎で引っ張る展開。1000m通過は60秒2、平均ペースといっていい。直線入り口からいつものように引き離そうとするキタサンブラック。これまたいつもどおり2馬身ほど離す事に成功しこれは楽勝もあるかと思われたが、残り350近辺で後続のシュヴァルグランとレイデオロに不自然なほど一気に差を詰められ、さかを上りきったあたりでシュヴァルグランが交わして少し抜け出してゴール。レイデオロがゴール前でブラックを交わし2着。ブラックが3着、4着はマカヒキだが4馬身も離れていて優勝争いには加われていない。キタサンブラックにとっても私にとっても本当に悔しい結果。後で判明するけどキタサンブラックは落鉄していて、それが影響してしまった。
1着シュヴァルグラン、2着レイデオロ
シュヴァルグランは1枠を利して中団からずっと内側を回っていた。対するレイデオロは最初最内を回っていたが2コーナーで内に1頭置く位置になり、徐々に外側へ出していく。これが結果的に1着と2着の差になったんだろうか。かといってレイデオロも内にこだわっていたら内でつつまれて仕掛けどころを失う展開になったかもしれない。
最終コーナーでもシュヴァルは内から、レイデオロは外から上がってくる展開に。残り400m付近でまず馬群からレイデオロが抜け出して前の2頭を激しく追い上げたのでほんの一瞬だけはこの馬が突き抜けるのかと思った。でも、シュヴァルやブラックがここでギアチェンジしたのかそういうわけにはいかなかった。これは仕掛けのタイミングの差かな。後は、坂を上りきって落鉄の影響で踏ん張れなくなったブラックを2頭が交わしてゴール。
シュヴァルグランの最終コーナー~直線入り口の加速はすばらしかった。アレが無ければ馬群にのまれて最終的には出てこれたとしても優勝はできなかった。内を回らせた鞍上ボウマンは好騎乗だった。俺は事前にこの展開はサトノクラウンがやるものだと思ってたが。疲労の面を考えると天皇賞秋組に疲労が残ってたとは思わないが、レース間隔を空けることの出来た上位2頭には利があったんじゃないかな。
レイデオロが2コーナーで慣性を利用しつつ外へ出していったのはルメールの好騎乗だと思うよ。たぶんだけど、内にいたら直線ではシュヴァルの真後ろから来る展開になって加速が付くのが遅れて3着に終わったと思う。
3着キタサンブラック
このレースは絶好枠から普通にスタートしてスムーズに先頭に出たキタサンブラックのペースだったと思う。スローではなく平均な流れでかつよどみが無いという事は、なかなか後ろの馬がはや仕掛けで煽るような事は出来ない。実際ブラックに仕掛けるそぶりのあった馬はいない。いつもどおり直線入り口で抜け出したブラックが残り400m付近では勝ったと思った。でも坂で急に止まってしまったのは落鉄の影響だろうね。それ以外は考えられない。それでも最後まで3頭のうち一番馬場の悪い所を走りながら優勝争いに絡んでいるんだから、やはり力が一頭抜けた馬であった事は間違いない。天皇賞秋の疲労の影響はなかったと思う。落鉄しながらも力は出し切った。先行して自分でレースをつくって直線で粘る…一番強いレースをしたのはこの馬。
正直、落鉄の影響が無ければシュヴァルやレイデオロが届く展開ではなかったと思う。たらればの話になってしまうのが残念だけど、マイペースで逃げたブラックと2頭の直線入り口での位置関係を考えるとブラックが止まらないとまず抜けない。シュヴァルグランと僅差にはなったろうけど天皇賞秋のサトノクラウンとの接戦くらいで凌いだんじゃなかろうか。
4着マカヒキ
道中から外を回ったのは大正解だと思う。この馬が勝つには前が止まり大外強襲みたいな格好しかないだろう。直線入り口で外側に進路を確保しようと移動したのかさらに外にいたラストインパクトにぶつかってるけど、これは自業自得。その後はレイデオロの通った進路を後ろから追走する格好になった。結果ゴール時点で3着のブラックと比べても4馬身差、4着争いから抜け出したに過ぎない状態である。
仮に直線入り口での接触が無かったとしてもレイデオロは交わせてないし、それはほぼイコールブラックも交わせてはいない。そして接触が外に進路を確保しようとしたのではなく、仕掛けた事により”よれた”のが原因あればなおさらそれがこの馬の能力であり限界でもある。また内にささるのを補正しようとして外に持ち出したとしても同様。仕掛けてよれるという事は脚にきてるという事だから距離が若干長いと言われてきたのは間違いない。
10着サトノクラウン
最終コーナーで大外を回ってはいるが、この馬も勝ちパターンだったと思う。だけど直線は予想外に伸びなかったね。当初は2着のレイデオロと併走状態だったが徐々に置いて行かれる。馬場は外側のいいところを走ってるし何が原因かはわからないが、上位3頭には離される一方だった。
■今後
キタサンブラックは次走有馬記念で引退となる。これまで有馬記念は3歳時3着、4歳時2着。まだ一回も勝ったことの無い鬼門の3戦目なのだが、陣営が先々を見据えて仕上げているという言葉を信じて今年こそはという思いがある。ラストラン、有馬記念、武豊。ちなみにこの結果によって今年年間G1を3勝以上する馬がブラックしかいなくなったので、年度代表馬はキタサンブラックにほぼ確定。本格化した去年秋から通算8戦5勝2着1回3着1回。2年連続正攻法の競馬で主役を張り続けた、本当におつかされまという言葉をかけたい偉大な馬である。
レイデオロはこれで休養という報道があった。藤沢厩舎らしい。来年春は大阪杯なのか、ドバイなのか。このジャパンカップはまだ挑戦者の立場であったが、来年は主役として期待される。はたしてキタサンブラックほどの存在感を示せるかどうか。サトノダイヤモンドが来年も現役なので同じ様な脚質の2頭がどういうレースをしてくれるか楽しみである。両馬が出るレースはスローペース症候群になりそうな気も。レイデオロと言えば同期で故障して休養中のアドミラブルとの再戦も見てみたい。シュヴァルグランは有馬記念参戦。再びキタサンブラックと戦う事になる。マカヒキは年内休養。来年はとりあえず大阪杯が目標らしい。
1着シュヴァルグラン2:23.7
2着レイデオロ
3着キタサンブラック
4着マカヒキ
5着アイダホ
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10着サトノクラウン
レースはスタートから今日はスムーズに出たキタサンブラックが単騎で引っ張る展開。1000m通過は60秒2、平均ペースといっていい。直線入り口からいつものように引き離そうとするキタサンブラック。これまたいつもどおり2馬身ほど離す事に成功しこれは楽勝もあるかと思われたが、残り350近辺で後続のシュヴァルグランとレイデオロに不自然なほど一気に差を詰められ、さかを上りきったあたりでシュヴァルグランが交わして少し抜け出してゴール。レイデオロがゴール前でブラックを交わし2着。ブラックが3着、4着はマカヒキだが4馬身も離れていて優勝争いには加われていない。キタサンブラックにとっても私にとっても本当に悔しい結果。後で判明するけどキタサンブラックは落鉄していて、それが影響してしまった。
1着シュヴァルグラン、2着レイデオロ
シュヴァルグランは1枠を利して中団からずっと内側を回っていた。対するレイデオロは最初最内を回っていたが2コーナーで内に1頭置く位置になり、徐々に外側へ出していく。これが結果的に1着と2着の差になったんだろうか。かといってレイデオロも内にこだわっていたら内でつつまれて仕掛けどころを失う展開になったかもしれない。
最終コーナーでもシュヴァルは内から、レイデオロは外から上がってくる展開に。残り400m付近でまず馬群からレイデオロが抜け出して前の2頭を激しく追い上げたのでほんの一瞬だけはこの馬が突き抜けるのかと思った。でも、シュヴァルやブラックがここでギアチェンジしたのかそういうわけにはいかなかった。これは仕掛けのタイミングの差かな。後は、坂を上りきって落鉄の影響で踏ん張れなくなったブラックを2頭が交わしてゴール。
シュヴァルグランの最終コーナー~直線入り口の加速はすばらしかった。アレが無ければ馬群にのまれて最終的には出てこれたとしても優勝はできなかった。内を回らせた鞍上ボウマンは好騎乗だった。俺は事前にこの展開はサトノクラウンがやるものだと思ってたが。疲労の面を考えると天皇賞秋組に疲労が残ってたとは思わないが、レース間隔を空けることの出来た上位2頭には利があったんじゃないかな。
レイデオロが2コーナーで慣性を利用しつつ外へ出していったのはルメールの好騎乗だと思うよ。たぶんだけど、内にいたら直線ではシュヴァルの真後ろから来る展開になって加速が付くのが遅れて3着に終わったと思う。
3着キタサンブラック
このレースは絶好枠から普通にスタートしてスムーズに先頭に出たキタサンブラックのペースだったと思う。スローではなく平均な流れでかつよどみが無いという事は、なかなか後ろの馬がはや仕掛けで煽るような事は出来ない。実際ブラックに仕掛けるそぶりのあった馬はいない。いつもどおり直線入り口で抜け出したブラックが残り400m付近では勝ったと思った。でも坂で急に止まってしまったのは落鉄の影響だろうね。それ以外は考えられない。それでも最後まで3頭のうち一番馬場の悪い所を走りながら優勝争いに絡んでいるんだから、やはり力が一頭抜けた馬であった事は間違いない。天皇賞秋の疲労の影響はなかったと思う。落鉄しながらも力は出し切った。先行して自分でレースをつくって直線で粘る…一番強いレースをしたのはこの馬。
正直、落鉄の影響が無ければシュヴァルやレイデオロが届く展開ではなかったと思う。たらればの話になってしまうのが残念だけど、マイペースで逃げたブラックと2頭の直線入り口での位置関係を考えるとブラックが止まらないとまず抜けない。シュヴァルグランと僅差にはなったろうけど天皇賞秋のサトノクラウンとの接戦くらいで凌いだんじゃなかろうか。
4着マカヒキ
道中から外を回ったのは大正解だと思う。この馬が勝つには前が止まり大外強襲みたいな格好しかないだろう。直線入り口で外側に進路を確保しようと移動したのかさらに外にいたラストインパクトにぶつかってるけど、これは自業自得。その後はレイデオロの通った進路を後ろから追走する格好になった。結果ゴール時点で3着のブラックと比べても4馬身差、4着争いから抜け出したに過ぎない状態である。
仮に直線入り口での接触が無かったとしてもレイデオロは交わせてないし、それはほぼイコールブラックも交わせてはいない。そして接触が外に進路を確保しようとしたのではなく、仕掛けた事により”よれた”のが原因あればなおさらそれがこの馬の能力であり限界でもある。また内にささるのを補正しようとして外に持ち出したとしても同様。仕掛けてよれるという事は脚にきてるという事だから距離が若干長いと言われてきたのは間違いない。
10着サトノクラウン
最終コーナーで大外を回ってはいるが、この馬も勝ちパターンだったと思う。だけど直線は予想外に伸びなかったね。当初は2着のレイデオロと併走状態だったが徐々に置いて行かれる。馬場は外側のいいところを走ってるし何が原因かはわからないが、上位3頭には離される一方だった。
■今後
キタサンブラックは次走有馬記念で引退となる。これまで有馬記念は3歳時3着、4歳時2着。まだ一回も勝ったことの無い鬼門の3戦目なのだが、陣営が先々を見据えて仕上げているという言葉を信じて今年こそはという思いがある。ラストラン、有馬記念、武豊。ちなみにこの結果によって今年年間G1を3勝以上する馬がブラックしかいなくなったので、年度代表馬はキタサンブラックにほぼ確定。本格化した去年秋から通算8戦5勝2着1回3着1回。2年連続正攻法の競馬で主役を張り続けた、本当におつかされまという言葉をかけたい偉大な馬である。
レイデオロはこれで休養という報道があった。藤沢厩舎らしい。来年春は大阪杯なのか、ドバイなのか。このジャパンカップはまだ挑戦者の立場であったが、来年は主役として期待される。はたしてキタサンブラックほどの存在感を示せるかどうか。サトノダイヤモンドが来年も現役なので同じ様な脚質の2頭がどういうレースをしてくれるか楽しみである。両馬が出るレースはスローペース症候群になりそうな気も。レイデオロと言えば同期で故障して休養中のアドミラブルとの再戦も見てみたい。シュヴァルグランは有馬記念参戦。再びキタサンブラックと戦う事になる。マカヒキは年内休養。来年はとりあえず大阪杯が目標らしい。
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