MMX06

2018年6月2日 他のゲーム
■MMX06
※.めっちゃ読みにくい閲覧要注意、というか読ませるために書いていない

 評価点10点のメタルマックスゼノであるが、じゃあどうして欲しかったか?

まずは俺が考える問題点を箇条書きにする。

1.全体的にボリューム不足
2.リメインズ(ダンジョン)が単調
3.リロード前提のレアドロップ設定
4.周回前提の作り
5.複線を回収しないシナリオ
6.難所が全く無い難易度
7.単調で荒いグラフィック


 この辺りがメタルマックスゼノの問題点であると思われる。言ってしまえばブラウザ課金ゲーをそのままPS4ソフトとして販売してしまった感じ。繰り返し作業&レアドロガチャ。街と呼べるものは無いに等しく、唯一拠点と言えるものはあるがキャラクター数は少ない。そして動かない。ショップの店員を酒場の主人が兼ねていて、その売り物も人間装備~戦車装備まで一手に引き受けている手抜きっぷり。まさに何でも屋である。メタルマックスの最大の特徴であったはずの『シナリオを無視してでもどこまででもいける』というのは無く、シナリオどおりにほぼ一本道に進むだけ。寄り道したくてもほとんど寄り道する場所は無いw

 ボリューム不足から周回前提のつくりであり、1周目ですら難所は全く無く、過去作では中盤以降で入手できた重戦車が序盤から、というより初期装備としてもっているという。戦闘で全滅してもなんのリスクも無く、弾薬やSPの補給さらに修理までタダというぬるげー仕様。フィールドマップはあたり一面砂漠のみ。上にも書いたが街は一切無く、ダンジョンも同じような場所をだらだら歩いて箱を開けるだけ。そのくせ、最終エリアに一度でも入るとなぜか後戻りできない仕様。主人公の体の秘密には全く触れられず、父親なのか師匠なのかわからない序盤の回想シーンで登場する男も正体不明のまま。

という惨状である。
これがどうだったら俺は満足したかというのを今度は考えてみる。


1.全体的に
 とにかくフルプライスのPS4ソフトにしては圧倒的ボリューム不足。マップは1.5倍は欲しいし、シナリオはあまり重視しなくてもいいけど複線はきちんと回収すべきである。リメインズ(ダンジョン)もちゃんと個別に作りこんで、もう少しギミック(例えば降車して扉を開けて戦車で突入してみたいなの)を用意する。グラフィックはPS4にしてはチープすぎるのでここも改善点。きちんとフル3Dで作るべき。グラフィックもシナリオも各システムも大味すぎる場所をもっときめ細かに作って欲しいね。

2.いくつかの街を点在させる
 街の無さはボリューム不足を感じさせる最大のポイントだろう。少なくとも3つ4つの拠点になりうる街にそれなりの人数のキャラクターを配置、さらに過去作であったトレーダーキャンプをいくつか配置させる。メタルマックスの世界観をあらわすのにトレーダーは必須である。また、序盤のあるポイントを通過すれば、自由に世界を動き回れるようにしてもらいたい。それがメタルマックスなんだから。

3.装備品のドロップ時点でのレア度(★)制度をやめる
 これがあるから何十回、何百回もリロードを繰り返さなければならない。しかもリロード機能は無いのでいちいちタイトル画面に戻ってロードしなければならず作業感しかない。レア度も超改造とは別のアイテムを購入して上げるという風にした方がいい。装備品そのものはレアドロップでいいとしても、それ以降の強化について作業感を出すのはダメな所。

4.難所と序盤の入り方について
 このゲームは難所とよばれる部分がない。全滅リスクもないため緊張感が全く無いクソゲー化している。シナリオの序盤、中盤、終盤に各1つずつ普通に勧めていれば苦戦するポイントを作るほうがメリハリがあって良い。そのポイントを楽にクリアするために順番を飛ばしてはるか先の街へ行って強い装備品を入手するとか、そういうのがメタルマックスだろ?
 それと序盤はいきなり重戦車を所持しているのではなく、まずは軽戦車やバギーから入って徐々にいい戦車が入手できるという流れは欲しいところ。本当に序盤からいい武器が箱から入手できたりするのは、しらける分部ではある。主砲やSEの弾補給やSP回復、修理もきちんと金を取るべき。これらが無料でできるなど違和感しかない。

5.メタルマックスの舞台を彩る数々の要素
 メタルマックスを名乗る上でドクターミンチの存在は絶対にはずせないだろう。レンタルタンクやミニゲームも同様。同じく据え置き型ゲーム機器PS2で発売されたメタルサーガには10を超えるミニゲームが存在していた。洗車屋とかハンターオフィスとか、さらにメタルマックス恒例のいつでもゴールできるシステムも必要かと思う。
 戦車周りで言えば、入手した戦車を全部並べておける場所が欲しい。勢ぞろいした戦車を見て悦に浸るのもメタルマックスシリーズの楽しみの一つだったはず。

 以上が最低限、これに加えてゼノで新たに登場する要素がいくつかあって始めて満足いく作品になる可能性がでてくるというものである。


....なんか考えれば考えるほどメタルマックスたる部分が削除されているように思えてきた。直感でこのゲームを『メタルマックスを名乗らないで欲しい』を感じたのは間違いではなかったようだ。それなりにはやってるけどやっぱ評価10点(100点中)だわ。

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