■安田記念’19

1着 インディチャンプ 1:30.9
2着 アエロリット
3着 アーモンドアイ
4着 グァンチャーレ
5着 サングレーザー
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8着 ステルヴィオ
10着 ペルシアンナイト
16着 ダノンプレミアム

 上半期一番楽しみにしてたレースでしたが、結果的にはスタート直後数秒で終わってしまいました。これも競馬と言えばそうですが、レース前から2強と呼ばれていたアーモンドアイとダノンプレミアムが直線で競り合う姿を見たかった。

 レースはゲートが開いた直後、大外16番のロジクライがいきなり内側へ大きく斜行。内側でほんの少し出遅れたダノンプレミアムは前をカットされ大きく後退、さらに出遅れていたアーモンドアイも進路が狭くなり後退、ペルシアンナイトやロードクエストも同じく、程度の差はあれどどの馬も不利を受ける結果になった。

 もともと高速馬場で内側を先行する馬の脚が止まりにくいといわれていた東京競馬場、スタート直後のアクシデントで外枠の有力馬が不利を受けたことでさらに内側の馬が有利になった。

 レースは内枠を利したアエロリットが引っ張り、前半600mのペースは34.5、800mは45.8、1000mは57秒とハイペースはハイペースではあるが先日のヴィクトリアマイルのような超ハイペースでもなかった。アーモンドアイが勝つと思っていた私はこの辺りで少し嫌な予感がしましたね。

 道中ダノンプレミアムもアーモンドアイもスタート直後の不利から立て直したように見えましたが、後から考えてみるとやっぱり両馬ともいつもより後ろの位置取りですね。ただ、ダノンプレミアムの方がその度合いが大きかったように思います。それが直線でアーモンドアイの不幸につながる。

 直線向いたところでアーモンドアイとダノンプレミアムは前から10番手くらいで並走状態。ただアーモンドアイの前にはほかの馬がいて外に進路を求めないといけない状況であり、その外にいたのが最後の抵抗を見せるダノンプレミアムだったというのが不運でした。本来ならダノンプレミアムはもっと前にいるのでアーモンドアイの進路はすぐに確保できていたはず。

 それができなかったがために追い出しが遅れ、直線の最後で先に抜け出して勝ったインディチャンプはもちろん、レース序盤から先頭を走っていたアエロリットすらとらえることができなかった。結果アーモンドアイは3着に敗れた。

1着 インディチャンプ
 前走はともかく、前々走は今の東京競馬場のマイル戦で十分に戦えることを証明していた。だから俺も2強を倒すならこの馬かなとは思っていたが、正直それでもほぼ勝てないだろうと思っていた。レースは5番手を走行し、アーモンドアが住ん路確保に手間取るすきに先抜け出して勝った。先行しながら上がりタイム32.9(4位)。すばらしい先行力だと思うし、今の高速馬場に対応できる馬だと思いました。

2着アエロリット
 1000m56.1で飛ばした前走に比べて少し抑えめ、それでも57.0で走った上に2着に粘ったんだから大したもの。ただ、目標にされやすいからなのかなかなか勝てませんね。内枠を引いたときは馬券に絡む活躍がこれからも期待できそう。東京○、雨×、外枠×。

3着アーモンドアイ、16着ダノンプレミアム
 上位入線が軒並み内枠勢という流れの中、スタート直後の不利、ダノンプレミアムに外を締められる不利、アーモンドアイにとって不利な3つの状況があったのにもかかわらず上がりタイム32.4(上がりタイム1位)で3着を確保したのは馬の力が抜けているという事だろう。

 スタート直後のアクシデントがなければとは思うけど、そうなっていたらダノンプレミアムがかなり前目に付けていただろうし、アーモンドアイが絶対に勝っていたかどうかは判らない。少なくともダノンプレミアムはインディチャンプよりは先着していたと思われるのでそれをさらに上回らないといけないとなるとね。ただ、アクシデントがなかった場合、一概に相対的にアーモンドアイの方が不利になっていたとも言えない。上でも書いたけど、その場合は直線で外を締めていたダノンプレミアムがいないわけで、今日よりさらに伸びたのは間違いないところだし、そもそももっと前に位置どっている。だが、、、

アクシデントが無かった場合、どっちが勝ったかは判らんね

 とりあえず敗れた両馬に文句言ってけなしてるやつは2度と両馬の絡んだ馬券を買うなよと。レース後に下馬したダノンプレミアムはJRAの発表では問題なしらしい。両馬はこれからどのレースを選択するんだろうね。両方とも国内で戦うとすれば天皇賞秋で今度こそ本当の決着戦がみられるかもしれない。今回のようなそれまで別路線を歩んできたトップホース同士の戦いがもっと見たいよ。


 高速馬場について。安田記念の結果、それぞれの脚質などは考慮しないとして1枠~8枠の馬を内、9枠~16枠の馬を外とした場合、上位8頭中で外の馬はアーモンドアイ1頭だけ、下位8頭中で内の馬はサクラアンプルールのみ。こういう結果になっている。いかに内枠を引いて、先行して、粘り込めるかあるいはゴール前で差せるか、そんな競馬の典型例が今日の安田記念でしたね。今はどうかしらんけど、俺の中での90~00年代のアメリカ競馬のイメージと合致する。

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