■個人間でもある事

ロシアがウクライナに侵攻した。
沢山の記事を見た中でこれが一番しっくりくると思った理由はこう書いてあった。
 ソ連崩壊で東側諸国のワルシャワ条約機構が解体となり、生まれ変わったロシアはロシアも含めた新たな世界秩序が作られるものだと考えていた。だが、実際は西側諸国のNATOが拡大するばなりでロシアには一向にお呼びがかからない。

 焦り始めたロシアはNATOを主導するアメリカと交渉するも全く相手にされず今日に至る。ならばとプーチン大統領はNATOとの交渉を諦め、かつてのワルシャワ条約機構のような(?)自国を防衛するための連合をロシアの近隣に求めた。一つはすでにそうなっているベラルーシであり、今回のウクライナ。

 ルガンスクとドネツクの独立を承認した時点で、ウクライナは親米一色になるのでもうウクライナに侵攻する事をためらう理由は無くなったと思われる…。だからロシアはウクライナが全面降伏しロシア寄りの政権を作るまで侵攻を止めないと思う。

 原因の一つは、ロシアを世界秩序から外そうとしたアメリカを始めとしたNATO各国にもあるという事は理解しておかねばならない。


で、本題だがこういう経緯って日常社会にも存在すると思う。
非常に単純。
 例えばベテランの実力ある社員がいて、その職場で新たなグループを形成する時にその人をのけ者にしていたら…。

社長『今度新しい仕事のグループを形成するために今ある君のグループは一旦解散』
ベテラン社員『判りました(当然、実力ある私はそのグループでも重用されるはず)』
---新しいグループにこのベテラン社員の名前は無く、閑職へ追いやられる--
ベテラン社員『いままで誰のおかげて会社がやってこれたと思っているんだ』
ベテラン社員『ならば私も新たな仕事をするグループを作る』
ベテラン社員『そのメンバーには以前のグループメンバーを使う』

 ベテラン社員は新たなグループ内でも重要な地位を任されるだろうと思うはず。それが実際はそうでなかった場合を考えたら今のロシアに相当するんじゃないか。だったら俺も新しくグループを作るよって所。

 国防と個人の不満を同列に扱っていいかはおいといて、ベクトルとしては同じなのではないかと思った。


コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索