■DOLの対人戦は大海戦や危険海域での戦闘だけではない

むしろこれから挙げる戦いのほうが俺にとっては重要だったりする。
大航海時代ONLINE（以下DOL）に限らず大抵のMMOにおいて発生する事で、”狩場争い”というものがある。これが非常に解決しがたくストレスの溜まる問題である。

　例えば危険海域でPKにしかけられても今なら”上納品でサヨナラ、はいおしまい”です。被害額としては大型上納品自体が高くても1M（俺がプレイしていた時の相場）にプラス所持金の半分、不要な金をきちんと銀行に預けていればほとんど被害は無い。俺の場合だと今はどうかしらんがかつて流行っていた南蛮交易で1往復の儲けが1G弱だったので、仮に往復で2回上納品を使わされても痛くも痒くもなかった（といっても実際に交戦されたのは1年に1回くらいだったけどｗ）。という風に危険海域で襲われるくらいなんでもなかったわけだ。

しかし、、、、

　こと狩場争いという事になるとそうはいかない。通り抜ければいいというのではなく、その場をキープし続ける必要がある。自分が誰も居ない狩場を見つけても誰かがやってきたらその瞬間からどちらかが居なくなるまで狩場争い状態になる。俺の場合だと先に誰かが居れば諦めて別の場所にいくか、別の時間にするんだが、人によっては粘ってくる奴が居るから困りもの。後述するけど微妙な狩場争いの駆け引きみたいなのがあったりするｗ

　そしてだいたいの狩場は危険海域にあるというのがこれまた面倒なところ。その狩場を含む海域が安全海域になると、プレイヤーが増えるので一概に危険海域がダメというわけではないんだけど、見える狩場の周囲だけじゃなく常にPKの存在を警戒しなければならない。メンテを挟んで安全海域化している場合はメンテ直後狙い撃ち。南蛮交易でもそうだが、メンテ直後はだいたいすいてる。

俺の場合はどうやってレベル上げやスキル上げのNPC狩りをしてたか紹介する。
　最初は準備から。まず狩場に長く居続けるために耐久力の高い名匠大砲（主にカロネード、気分でキャノン）を”たくさん”用意して共有倉庫にぶちこんでおく。一度狩場を見つけたら4時間5時間当たり前のように狩り続けるので耐久値の低い大砲では持たない。船には当然耐久減少を抑える効果のあるスキルを付ける。

　装甲や補助帆に関してはそこまでこだわらない。あくまで東アジアでの狩りの話だが、賞金首からは基本的にあまり撃たれる事はないし、征服者の場合は近くに上陸ポイントがあるので狩場争い相手がいないうちに取り替える事が出来る。当然効果の高い料理はもてるだけ持ち、手桶や予備補はMAX所持、物資は水と資材がメイン、食料はなくてもいいし釣りで補う事もできる。不意に現れたPK回避のために青旗アイテムや船員忠誠度維持に盟約の美酒、神秘のヴェールなどを持つ。これが狩りをするキャラクターの準備。

　狩場に行く時はこのキャラクターのみではない。曳航用の足の速い船にこれまた水と資材を満載して別のキャラクターで狩場まで引っ張っていく。そして狩場を見つけたらその場で埋める（洋上ログアウト）。狩りキャラの水や資材が切れそうになったらログインしてトレードで補給。もし狩り中に何か緊急に欲しいものが発生した場合は、狩りながら別のこのキャラクターを動かして入手させる。後は延々と駆り続けるだけ。狩っている間当然トイレにもいけない、一度近くの上陸ポイントでトイレにいって戻ってきたらもう狩場を取られてたなんて事があった（この間3分）。

さて、ここで狩りのライバルが現れた場合の対処だが…
　まずは自分が狩っていることでこの場が埋まっていると判り空気を読んで別の場所へ行くかどうかを見る。消えて行った場合は何の問題も無い、自らの経験でだいたい5割くらいは空気を読んでくれる。稀に狩りが終わったら対話くださいみたいにチャットが入ることがあるけど、そういう時はちょっと早めに終わってあげようかなと思っていた。だが、そういうケースはほんとうに稀。

そして残りの5割は狩場争いとなる…
　だいたい狩場っていうのは3～4つの沸き地点を順々に美味しいNPCが沸くところを言う。1つめの地点にPOPしている時は残りの地点では何も出ない。1つめの地点のNPCを倒したor甲板戦に移行したと同時に2つめの地点でPOPする。こういうのを繰り返していく。だから狩場争いが発生しているときはいかに次のPOP地点のNPCを取られない様にするかが重要である。交代交代の譲り合い？ありえねーよ＾＾

　POP地点同士はだいたい目視できる範囲にあるんだが、狩場によっては遠く離れていて争いが発生しているとどうしても取られてしまうところもある。戦闘終了直後はスピードも乗っていないので移動が遅れる。それでも少しでも近づこうと前の戦闘中に戦闘範囲からはみ出さない程度に次のPOP地点に近づいておく事がある。

　さらに若干嫌がらせ風味なんだが、わざとダラダラと戦闘を長引かせて相手が諦めて帰るのを待つこともあった。当然、自分も狩れないのでお互いに損をする状況だが相手が焦れて帰るのを待つ神経戦である。一つ間違えば相手に同じ事をされかねないのでストレス溜まる。

　狩場は戦場だ、一度取った場所は死守しなければならない。最長で400日（＝400分）くらいかなぁ。さすがに大砲の耐久が持たなくなってくるのでね。狩場争いになりそうになければもっと短いサイクルで近くの上陸地点や街に行って装備換装する事も当然あった。長時間居座る事で顰蹙を買うのも仕方ないだろうとそっち方面の心配はしなかった。そうして一週間ほど毎日狩り続けると画像のようになる（小さくて見えないかも）。普通にやれば3000勝はいくんで、この週は若干押さえ気味だったかも。

　狩場争いは結構神経使う。だから俺は自分から誰かが居る場所へ狩場争いを仕掛けに行くなんて事はなかった。誰かが居たらすぐに別の場所へ。それが普通だと思ってたしな～。当たり前だが陸上戦でも狩場争いはある。こっちの方が横から乱入してくる奴はタチが悪い傾向にあるね。


■三國志ONLINEの場合は、、、

　特にテクニック的なものはなく武器や防具がすぐ壊れるのでその予備をたくさん持ち込むくらいか。複垢業者っぽいウザイのがいた場合はMPKで処理する。ただMPKが容易なんで逆にやられないように常時周囲を警戒する必要があったね。SOLの狩りは2キャラ狩りが一番楽だった。経験値欲しい方で釣って2キャラでボコる。ゲーム内マクロがあるし、セカンドキャラをある程度制御できるのがDOLとの違いである。