ジャパンブリーディングファームズカップ’12

 特にクラシックについて。

 近年の日本ダート界のこの路線は、ヴァーミリアン、エスポワールシチー、トランセンド、スマートファルコン、及び地方のフリオーソが引っ張ってきた。まずヴァーミリアンが引退し、エスポワールシチーも一時的に不調に陥った中で、特に去年のJBCクラシックは歴史に残るくらいの名勝負だと思っている(この辺は過去ログを参照してくれ)。

 その名勝負の主役であったスマートファルコンがこの夏引退。残されたトランセンドは今年に入ってフェブラリーSやドバイWCでふがいない成績。南部杯を勝ったエスポワールシチーは今年のJBCクラシックには参戦しない。

今年は川崎競馬場の2100mで行われる。

 というところで今年のJBCクラシック、有力馬になっているのはシビルウォー、ソリタリーキング、トランセンド、テスタマッタ。シビルウォーは去年、トランセンドとスマートファルコンの影で3着だった馬。帝王賞4着ながら、2000mの交流重賞を連勝中。ソリタリーキングはヴァーミリアンの弟で、中央の東海S、JBCの前哨戦である日本テレビ盃を連勝中。トランセンドは長期休養からの復帰戦、10月に入ってから調教で時計が出たという情報はあった。テスタマッタは今年のフェブラリーS勝ち馬で帝王賞3着、シビルウォーの勝ったブリーダーズGCの2着馬。

 まぁ勝ち馬は間違いなくこの4頭の中のいずれか。一番心配なのは休養明けの復帰戦になるトランセンド。去年はドバイ行ってから秋の緒戦で東京競馬場で行われた南部杯を快勝している。でも、今年はちょっと様子が違うような気がする。去年は休養明けとは言え、順調に成績を残していた中(一昨年のJCダート、昨年のフェブラリーS勝ち、ドバイWC2着)での休養明け。今年はドバイ14着惨敗後なので順調さは欠いてると思う。

 ソリタリーキングはまだG1勝てる馬かどうか判らないね。テスタマッタは正直2100mもたないと思う。前走いきなり逃げ競馬して2着。今回はマグニフィカ、タマモスクワート、さらにトランセンドも先行しそう。控えるかもね、となると届かずの展開を予想する。

 それで、今回俺が勝つ可能性が最も高いんじゃないかと思うのがシビルウォー。前2走を2000mの交流重賞で勝っている点、そこでテスタマッタを下している点、去年から一線級の馬と戦ってそれなりの成績を残している点、今年順調に使われている点。

◎シビルウォー
○ソリタリーキング
▲トランセンド
4番手はテスタマッタだけど、馬券的に△できない。
(注1)

明日5日、20:00発走。
(中継)http://nar.chihoukeiba.jp/


注1
※◎勝つ確率が最も高いと思われる本命馬
※○本命を倒しうる2番手の対抗馬
※▲勝つ可能性を秘めた3番手の馬
※△勝つのは難しいが馬券に絡む可能性の高い馬



■結果

1着 ワンダーアキュート
2着 シビルウォー
3着 トランセンド
4着 ソリタリーキング
5着 テスタマッタ

 は~い、俺の予想馬が揃いもそろってワンダーアキュートにやられた形です。2着以下はだいたい予想の順位なんだけど…ワンダーアキュートの激走は予想できん。前走10着大敗、それから休み明け、、、5馬身差の圧勝は本当に予想できん。スマートファルコンに迫ったのがフロックではなかったと。

 シビルウォーは出足が付かなかったのが敗因の一つだね。いつもそうなんだけど、今回は特にひどかった。この馬はタレないから多少無理しかけでも耐えてくれるけど、流石に今回は位置取りが後ろ過ぎた。2連勝してた時はいずれも先頭から差の無い位置からの差しだったので、その戦法さえ取れればこれからも問題なく勝てるはず。別の見方として、去年全く歯が立たなかったトランセンドに3馬身先着した事はこの馬の成長だろうと思う。道中最後方からまくっての2着、勝ち馬との着差が着差だけに一番強い競馬をしたとはいえないが、この馬もまた強い競馬を見せてくれた。

 トランセンドは衰えを見せたと同時に強さも見せたね。強引に前に行って直線向いて先頭。外から来たワンダーアキュートとシビルウォーに交わされたものの3着には粘れた。


虎、補強とか

・鳥谷残留
・平野流出

 これはまず確定だと思う。鳥谷残留についてデイリーにいたってはすでに断定口調で書いている。平野はまだ去就がわからないとは言え、阪神の中村GMや高野球団本部長が『残留に向けて交渉していただけに残念』という両者同様のコメントを発表してしまっている。

 残念という言葉…もうこれ以上交渉の余地(球団側からの譲歩)はないように思える。3年か4年前に藤本がFAで去ったけどそれと同じような状況で、メジャーでやっていた西岡を獲得すると、いくらユーティリティに守れる平野でも今シーズン台頭してきた若手も加わって出場機会を奪われる事が多くなる。プロの世界は競争社会とはいえ、その競争をさせようとすると平野以外も出場させる事になり、そうすると平野の出場機会は少なからず減る。

 かといって、今シーズンの.245 という打率で複数年契約を求められるかというとかなり難しいんじゃないかな。上本や柴田あたりとの比較もあろう(打率出塁率ともに両者に劣る)。平野がアピールできるシーズンを通してきた実績だが、打率も一昨年をピークに去年、今年と5分ずつも下がっている。衰えてきたんじゃないか?統一球に対応できないんじゃないか?と球団が考えても仕方ない。

平野は報じられてる所では横浜かオリックスに行くのかな。



JC’12直線での一件について俺の見解

 予想も何も考えずレース見た。

 池添、オルフェーヴル降りろ。あの直線の一件に関して世間あらかたの意見は、ジェンティルドンナ鞍上の岩田がぶつけた事だけが悪いみたいなところだが、そのもう少し前、ビートブラックを追い越す前になんで内を閉めなかった?直線残り300~250mの所ね。

 ビートブラック最内、少しだけ間があってオルフェが外。ビートブラックの直後にジェンティルがいてその少しだけある間を狙って外へ持ち出そうという動き(で、結果的にその後オルフェに体当たりして間をこじあける)。その前にオルフェ鞍上の池添えが内を閉めたとしても、ジェンティルがビートブラックの直後に居た時なら斜行取られないだろ。

 レース映像を良く見るとジェンティルがもう2頭の間に割り込もうとしてる時にほんのわずかオルフェが内に寄ってるんだよね。遅い、そして寄り方が甘い。まぁもうこの時点で閉めに言っても斜行だなんだというので審議対象になりそうだったが。だから一応、先に接触にいったのはオルフェの方だった。ただし、威力が無かったので反撃をくらってオルフェは外にはじかれた。

 池添は勝負どころで少しだが致命的に判断が遅れた。一方、道中~直線入り口まではほぼ完璧で最終コーナーの映像でのオルフェーヴルは完全に勝ち馬の走り。内に寄らず遠心力のまま流して外の馬場の良いところを単騎で走らせるという方法はなかったのかな。凱旋門賞の最後で失速した事がオルフェ陣営には”1頭になって気を抜いた”からという判断だったのだろうか。

俺の批判している所は…
・岩田の強引な騎乗ではなく
・池添が内に寄せ進路を閉めに行った事でもなく
・池添が進路を閉めに行くのが遅かった、そして甘かった事

 オルフェとジェンティルが二頭併走状態になってからオルフェが内に押し付けているようなところもあるが、あれはある程度仕方ない。一度方向を決めた馬をあの直線で制御するのは相当難しい。ムチ不使用に関しても池添の左にはジェンティルがいて無理、右から打てばさらにジェンティルの方へ寄りかかってしまう可能性大。

 だからこそこういう困難な状況になる前に進路を閉めるべきだったんだ。

 元騎手の板井千明氏のブログでも同じような書き方をされていた。ちなみにこの記事で書かれている大げさなアピールをする騎手って…四位だろw



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